千年竜王
千葉県我孫子市の実家に一番近いプラネタリウムが、同県内の白井市のプラネタリウムで、今回は紹介と見学の報告です。昨年開館30周年を迎えたようです。表題にもありますように、プラネタリウムは、白井市文化センター内にあります。
と言っても白井市はどこにあるのと言う疑問がすぐ出るでしょう。 ココ ⇒

文化センターは複合施設で、図書館、郷土資料館、文化会館と一緒です。設立は、白井町町制(当時は白井町)30周年を記念して建設されました。
平日は、学校が主体のプログラム投影ですが、月に2回木曜日の11時、一般向けに特別番組があります。今回はこの番組を見てきたので報告します。
文化センターには初めて行ったのですが、白井市市役所の裏手で、芝と建物がマッチングしていて夏が似合う風景でした。 ⇒

プラネタリウムは3階で、入り口横でチケットを市外利用の料金で購入して入場しました。エントレンスには初代の機械(五藤光学G014Si)が、わかるように丁寧に展示していました。入り口には手作りの展示物がたくさん置いてありました。個人的は、川崎市の各区こども文化センターにて長年ボランティアで作成もしたりしていたので、見慣れていたので落ち着く環境でした。

観覧席は自由で、いつものように1番奥を陣取りました。投影機は、添付写真のように中央に鎮座しています。でもエントレンスの初代より、グッと小さくなっていました。五藤光学製クロノスⅡ型で、アストロアーツ社製のステラドームプロで制御し、45分間生解説でした。今どき45分間の生解説は、めったに聞けるものではありません。

解説は、大きく分けて2つで構成していました。
1つ目は、春の星座解説でした。パクリネタを記述しました。
- おおぐま座が、この次期天頂に来るのは、冬眠から目覚めるからだです。なので、天頂にあるときは熊出没のサインということです。
ギリシャ神話を無視した話ですが、これ使えるね。 - おとめ座とてんびん座の紹介。てんびん座の天秤を持っているのが、「正義の女神アストレイヤ」の説とおとめ座の「収穫の女神」デメテルと言われています。確かにおとめ座の女神の左手には小麦の穂先、そして右手には羽ペンを持っています。実は、天秤に羽ペンと麦の穂先で正義を測ろうとしたのではないかと言う説。
これもいいですね。 - うしかい座は、隣のおおぐま座の熊を実は見ていない。りょうけん座の猟犬の手綱は確かに持っているが、見ているのは、かんむり座の冠を見ている。手には棍棒を持ち欲に目がくらんでいるのではないか?
話は、ココからTCrBの話になりました。流れを作っていました。
そして、2番目の話題は、土星の輪の消失と続くのでした。
尚話の間に1970年に流行した日本のフォークソングを4曲かけていました。流石にこれは、解説者の好みでしょうか。