玄(竹田)
晴れません。9月7日夜の皆既月食で全ての晴れ運を使い切ったかのようにこの秋は晴れませんでし た。多少晴れてもすぐ雲が来たり、仕事と合わなかったりで、土星さえ撮影できていないんですね。 そんな中、Lemmon彗星(C/2025 A6)が明るくなっているとか、突如スワン彗星(C/2025 R2)が現れた りとか、比較的明るい彗星の話題が上がっていました。んが、晴れません(涙)。しかし、10月になると 晴れる 日も出てきました。とにかく晴れ 間を突いてなんとか彗星を…とい う状況でした。10月17日(金)の夜 、久々の庭撮りで撮影した後仮眠 を取り、明け方3時にいつもの東 の空が見える場所へ向かいました 。ポタ赤+望遠レンズでレモン彗 星を狙います。んが、現地に着いてみると北の 空には雲があります。肉眼では北 極星も見えません。てきとーに極 軸を合わせて(実はこれが北斗七星 の一つに 合わせていたらしい)双眼鏡で彗星のそばの星、コルカロリを探します。なんとか見つけてレンズを向 けると、彗星らしきものがなんとか写っていました。しかし真ん中に来ません。色々調整して、極軸 がヘンな方向を向いてるのに気が付きましたが、もう彗星は雲の向こうに消えていきました。

次のチャンスは10月27日の夕方。 今度は西空に回ったレモン彗星を捉え るべく再び丘に向かいます。んが、今 度も北空には雲が広がっていて北極星 が見えません。機材は自動導入+プレ ートソルブできる機材で挑みます。月 が出ていたので自動導入すると、結構 ずれましたが、これが極軸のずれに 相当するので、三脚をずらして月を入ます。これで極軸がほぼ合ったようで す。ラッキー。ASIAIR のソフトで彗星を導入しようとしたら星図にありません。 でも、 相れ「こんなこともあろうかと!」事前に位置を調べておきました。へび座の首根っこにあるはずなので その辺に自動導入すると、立派な尾を引いた彗星が飛び込んできました。おお!。どうせ長時間露出 はできないので、5秒、10秒、20秒ぐらいでそれぞれ露出して終わりとしました。まだ本格的な処理は できていませんが、なんとかレモン彗星祭りに参加することができました。さすがに肉眼ではわかり ませんでしたが、8×40の双眼鏡ではうっっっすらと尾が見えたような気がしました。うん、やっぱり彗星はいいですなぁ。 なお、この後スワン彗星に向けたら雲の中でした…。



