八ヶ岳合宿

会報星くず359号(令和元年11月発行)から、会員投稿記事のひとつをご紹介します。

八ヶ岳合宿

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 八ヶ岳集合直後、空には雲がかかっており今夜は星はみられないかもねと話が出ていた。しかし夕食を終えアストロハウスに向かおうと外に出てみると、とても綺麗な星空が広がっていた。「晴れてきたね」「日頃の行いが良かったんだね」など話をしながらまずは職員さんの解説を聞いた。星座の解説だけでなく星の明るさや星の一生についてなど、様々な話を聞かせていただいた。

 いよいよドームがオープンになると、綺麗な星空が広がっており歓声が上がった。天の川もみえておりワクワク!アストロハウスにある4 台の望遠鏡でいくつか星を覗いたが、時間の関係もあり星クラブの先輩方のように詳しくは解説してもらえず、個人的に「???」な状態であった。

 しかしその後の星クラブの観測会では様々な感動が。個人的な今回の収穫は大きく2 つ。1 つ目はMさんが望遠鏡で見せて下さった海王星。図鑑の中のものという感覚だったため、「本当に海王星ってあるんだ!」と興奮していた。2 つ目はすばる(M45 だと今回覚えた)を初めてみることができ、かつ自力で双眼鏡でみることができるようになったことだ。初心者の私にとってはとても見つけやすく、飽きずに何度も双眼鏡で眺めていた。

 合宿から帰りすぐにメシエ天体ガイドブックを開き、「M45=散開星団+散光星団」ということを確認した。これをきっかけにメシエ天体をもっと勉強したいと思った。もちろん他にも様々な星座やメシエ天体を観望することができたが、先輩方の難しい会話についていけず悔しい思いをした。もっと知りたい、勉強したいと思えたことも今回の合宿の収穫の1 つと思うこととする。アフターもワイワイと賑やかで楽しかった!


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