三浦支部(勝手に名乗る)からの活動報告

会報星くず366号(令和2年6月発行)から会員投稿記事をご紹介します。

三浦支部(勝手に名乗る)からの活動報告

H.K.

5 月 25 日に全国で緊急事態宣言が解除され、早々に I 氏より観測会の依頼がありました。開設前の支部ですが、新型コロナ感染「3 つの密」ルール厳守をしながら観測会を実施する事に。

緊急事態宣言が解除されたとは言えまだ沈静化の様子は見られません、その為今回は・・・
① 県をまたぐ移動はしない・・・三浦市ならば県内であり同じ「横浜」ナンバー。
② 「3 つの密」を守り、今回は少人数の2人で「ソーシャルディスタンス」を厳守する。
③ 観測をしている各場所の駐車場はクラブの方からの情報で何処も封鎖されている様子。
以上のルールを守り急遽 5 月 27 日(水)三浦市内にて行う事にしました。

天候は「梅雨の走り」の為か雲の多い日が一週間も続いており、当日もやはり雲が多く唯一夜半過ぎから高層雲はあるものの低層雲が少なくなるとの予報を信じて決行。
今回は大口径の鏡筒+CMOS・冷却 CCD カメラでの惑星撮影中心に観測することに。
※ 今回はセレストロンC11(28cm)とタカハシμ250(25cm)の2台の大砲が並びました。
日没後三日月(月齢 4.4)が薄雲を通して見え始め、西の空から雲が切れ始めどうにか北極が見え極軸調整は出来た。その後は天頂を中心に雲の切れ間から星が見え隠れする状態、夜半からの惑星を期待し車内で休憩。夜半過ぎには東から木星・土星が見え始め観測を再度始めたが、雲が多く雲の切れ間から時々見えるものの撮影を始めると隠れてしまい鬼ごっこ状態。
結局3時過ぎに一瞬だが綺麗に木星の赤斑が見え、それが最後となり観測を終了・・・残念!

AQM値:20とは肉眼での極限等級約 5.5等星まで見える環境と?

追伸: お忙しい中 M 氏が三浦市の SQM を測定して頂きました、おかげ様で県内でもそれなりに観測地として使えそうです。
・・・計測有難うございました!


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